こんにちは。「私も空き家を相続してしまった一人」です。最初は何をしていいのか本当に分からず、放置していた時期もありました。でも、知識を得て一つずつ対応していくことで、だんだん不安がなくなっていきました。
このブログでは、私の経験と調査をもとに「空き家を相続したときに最初に確認したいこと・すべきこと」を、チェックリスト形式でわかりやすくご紹介します。
目次
1.【名義・権利関係】登記や相続は済んでいますか?

- 登記簿上の名義は誰になっていますか?
- 相続登記(2024年から義務化)は完了していますか?
- 他の相続人との共有状態ではありませんか?
ポイント:相続した空き家は、まず「法的に誰のものなのか」をはっきりさせることが第一です。登記されていない状態では、売却も解体もできません。
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2.【建物の状態】家の老朽化や破損箇所はありませんか?

- 雨漏りや壁のヒビ割れなどの損傷がありますか?
- 害虫や動物が入り込んでいませんか?
- 倒壊や周囲への被害の危険はありませんか?
ポイント:放置すると「特定空き家」に認定され、固定資産税の軽減がなくなる場合があります。早めの確認が大切です。
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3.【管理状況】定期的に見回り・清掃していますか?

- 雑草の除去や庭木の剪定はされていますか?
- ポストにチラシが溜まっていませんか?
- ご近所から苦情や心配の声は出ていませんか?
ポイント:「空き家管理サービス」の活用も検討しましょう(月額5,000円程度から)。
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4.【費用・税金の確認】毎年どのような維持費がかかりますか?

- 固定資産税の納付書は届いていますか?
- 火災保険に加入していますか?
- 維持費用(草刈り・修繕費など)を把握していますか?
ポイント:「使っていないのにお金がかかる」状態にならないよう、長期視点で見直しを。
5.【今後の方針】どう活用・処分していくか決めていますか?

- 売却する意志はありますか?誰に相談しますか?
- 賃貸やリフォームの可能性はありますか?
- 解体後の土地活用はイメージしていますか?
ポイント:「空き家バンク」や自治体、専門家との相談を早めにスタートするのがおすすめです。
6.【補助金制度の活用】自治体の支援を確認しましたか?

- 解体費用の補助金がある地域ですか?
- 修繕や利活用への支援制度はありますか?
- 窓口や申請先は調べましたか?
ポイント:お住まいの市役所や自治体の公式サイトで要チェックです。
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7.【将来の見通し】数年後に活用の予定がありますか?

- 子どもや親族が戻って住む予定はありますか?
- 相続トラブルになりそうな親族はいませんか?
- 将来的な売却時に支障が出る可能性はありますか?
ポイント:未来の予定が未定でも、現状把握と準備をしておくとスムーズに進められます。
おわりに|「空き家」は未来への負担にならないように
空き家を相続するというのは、家族の歴史を受け継ぐという意味でもあります。ですが現実には維持費や税金、手続きの手間がついてまわります。
チェックリストに沿って一つずつ対応していくことで、不安が少しずつ減り、具体的な方針が見えてきます。
放置せず、でも焦らず。信頼できる人や自治体、専門家に相談しながら「納得のいく空き家の対処」を見つけていきましょう。
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